彼と彼女が握ったもの

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【感想】スター☆トゥインクルプリキュア24話「ココロ溶かす!アイスノー星の演奏会☆」

TVerの第24話配信ページです


 雪の惑星アイスノーでプリンセススターカラーペンを探す一行は、惑星住人ユキオとイルマに出会って……で幕を開けた今回。
 音楽を中心にした構成だったため、キャラクターによる語りがいつもより少なく、表情や行間によってその心理を読ませようとする趣向が感じられる一風変わったエピソードでした。
各トピックへと移りましょう。


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ユキオ
 雪だるまを彷彿とさせるアイスノーの住人・ユキオ。気さくな人柄と容姿への自信、イルマへの恋慕を見せつけベテラン声優・杉田智和氏が声を担当したこともあり、とても印象に残るキャラクターとなりました。
 イルマへの恋の行方は後述トピックにて触れますが、鼻を取り換え着飾った姿よりも鼻がない素のユキオにイルマが笑顔するという着地は「ありのまま」への肯定を描いたとも取れますね。




笑顔への羨望
 自分と違い活き活きとピアノを弾いていた女の子を忘れられないまどか(劇中の演奏も分かりやすく違いが強調されています)。氷柱の演奏会を経て、自分との違いは「自身が楽しむ」視点を持っていたか否かだと気づきます。
 自分にはない異質の正体に近づき(宇宙アイドル・マオの歌が聴衆の心を掴める理由をユニに訊ねる)分析を試みようとするアクティブな姿勢は、父の敷いたレールから脱することを躊躇っていた初期からの変化が感じられます。向上意欲と言えるかもしれませんね。
 もう一点気になるのが、コンクールでの入賞の分かれ目。まどか自身は優勝したものの、まどかの心を捕らえた少女の演奏は入賞すら出来ずという結果になっていましたが、以前の弓道回での事例に近い「評価の基準」というものを考えさせられますね。
人を魅了させる演奏と正確さが基準となるコンクールの審査は別物、といったところでしょうか。
これもまたまどかを語る上で欠かせない「正しさ・レールから逸脱することへの葛藤」というテーマへと帰結する要素でしょう。




歌う理由
 まどかから「マオの歌はどうして人を惹きつけられるのですか?」と問われたユニ。
まだ故郷が平和だった頃、その歌声をオリーフィアに褒められたことが理由だったのだと回想で示唆されますが、事情が事情なので神妙な顔を浮かべ問いには答えませんでした。
 しかし、氷柱演奏会の雲息が怪しくなるとアドリブで歌唱しはじめ、まどかをサポート。言葉では伝えなかった「歌が人を惹きつける理由」を間接的に伝えるのは、まだユニの中に詰められない距離感と影があることを物語っています。
が、演奏会でユニの顔に湛えられた笑みを読み取れば、かつてオリーフィアにそうだったように今ともにいるひかる達に心を許し始めているのではないかと思えてきます。





笑えない理由
 ユキオに好意を持たれているイルマ。彼女が一度も笑顔を見せたことがない理由を「雪や氷だらけの惑星で何も面白くないから」とユキオは推測していましたが、真相は笑い上戸だと知られ嫌われたくないから、笑わないよう意識していたとのこと。
 「笑う理由が無かった」のではなく、「笑顔を見せられない理由」があったという意外な展開。
ユキオが拝したポーカーフェイスの数は、イルマが嫌われまいと努めた好意の数でもある……感情に乏しい、などといったありきたりな設定ではなく、ユキオ・イルマの関係性をロマンチックに見せる閃きに感嘆するのみです。



 サブタイトルの「ココロ溶かす」とは正しくピアノを演奏することに納得がいっていなかったまどかと笑う自分に自信が持てなかったイルマ両者が、自分を拘束するルールから解き放たれることを指していたのではないでしょうか。
 ドラマ面に注力したためか戦闘シーンが省力気味でしたが、セレーネからコスモへ受け渡しされるみずがめ座スターカラーペンというやり取りが関係の進展を秒で悟らせてくれるため、時間の使い方はとても上手かったと言えます。



  次回は、第25話「満点の星まつり☆ユニの思い出」となります。




夏休み期間では恒例となっている夏祭りイベント回。
タイトルからユニにスポットライトが当たると予想されますが……

 次回も乞う、ご期待

【感想】スター☆トゥインクルプリキュア23話「フワがいっぱい!?フワ☆パニック!」

 TVerの第23話配信ページです

 ユニの歓迎会で起こったフワ無限増殖によるパニック……を描いた今回はコメディチックなやり取りが目立つ一方、独力で対処にあたろうとするユニと仲間と認めた彼女をフォローする姿勢を見せたえれなの関係性が大きな見所となっています。
各トピックへと移りましょう。

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「美味しいフワ~!」
 ユニのマタークッキーを食べたフワはしゃっくりが止まらなくなり、分身コピーフワを際限なく生み出してしまいます。
予告映像では「ファンシーだなぁ」ぐらいに思っていましたが、本編中ではなかなかに深刻な絵面を展開しており、自由気ままに移動する大量のコピーフワが一般市民に見られるのでは?という心配だけでなく、「食事をさせると消える」というルールによってプリキュアたちが手こずらされることになります。
コピーフワの増殖、食事の懇願、満足して昇天を何度もリフレインしていく様はパニック映画さながらの恐怖感と子供向けアニメのシュールさが程よくミックスされた何とも言えない場面として仕上がっていました。


 

一緒にいる理由と戸惑い
 フワが増殖したことの責任を一人で取ろうとするユニ。その頑なさに「責任を分かち合う」と仲間意識があることを伝えるえれな。
屈託なくコミュニケーションに臨めるひかるに次いで、調整役として細やかに意思疎通を整えていくえれながユニと交流を深めていくという順番は納得がいきます。
 またユニの側の言動・行動を追ってみると責任感だけでなく、自分を温かく迎え入れてくれる集団の中でどのような態度を取ればいいか分からない困っているという彼女特有の側面もあるように思えます。
歓迎会が自分の現況を探るために開かれたのだと察すれば安否が確認できたのだからもう用は無いでしょと言わんばかりに退出しようとし、道順は把握しているからえれなの動向は必要ないと跳ね除け……合理的理由がなければその場に留まれないかのような立ち回りを見せているんですよね(前回も自分の力が必要とされる場面でしか登場せず)。
ユニが、排斥され続けた経緯もあり同族間の結束が強いレインボー星人であるとの出自を踏まえるのであれば、自分に好意的な異星の人間たちに戸惑っているというのが正直な所なのかもしれませんし、ブルーキャット時代からその節はあったように思われます。



まるで綿菓子
 コピーフワ集団からイマジネーションを抜き取り、巨大な綿菓子のような武装を携えるカッパ―ド。
コピーのイマジネーションを媒介にするという仕組みを掘り下げたらもっと面白かったような気もしますが、奇抜なデザインだけに留まらず、遠距離では綿を射出し圧倒的なものの近距離では脆いという特徴的な装備としてしっかり作り込まれており、芸の細かさが窺えます。
 単独では太刀打ちできなかったキュアコスモが、綿を防ぐ仲間の援護を得ることでカッパードに一矢報いるという関係性を反映した連携プレイにも膝を叩きたくなります。



貸し借りの流儀
 万事解決、助けられたことを「借り」と捉え去ろうとするユニを引き留めるえれな。
「なら、これからその"借り"を返してくれる?」
ユニの遠慮を逆手に取った上手い乗せ方、押しつけがましさを見せずに徐々に徐々に歩み寄っていく、相手をよく見たコミュニケーションだと言えるでしょう。
 その後、唯一残ったドーナツによる"乾杯"でもユニの控えめな姿勢が強調されており、まだまだ遠慮のある彼女とどう打ち解けていくのか。しばらくはその点が見所になっていくのだろうと期待が高まります。



 フワに起こった異変を中心にしながらも、微妙なポジションから徐々に徐々に仲間となっていく過程を段階を踏んで描こうとする作品の方向性が印象付けられる回となっていましたね。




 次回は、24話予告 「ココロ溶かす!アイスノー星の演奏会☆」となります。


 
惑星探訪回のようですが、演奏会とはどういうことなのかとても気になりますね。茹だるような暑いこの季節に寒冷の星へ向かうというのも捻りが効いています。


 次回も乞う、ご期待!






【感想】スター☆トゥインクルプリキュア22話「おかえり、お父さん!星奈家の七夕☆」

TVerの第22話配信ページです


 ララの誕生日7月7日、そして、長期で家を空けていたひかるの父親・陽一の帰宅とイベントが重なった七夕を描く今回。
星奈家を取り巻く事情、特に祖父・春吉の秘めていた感情が明かされ、これまでの星奈家のドラマを思い起こすと「そういうことだったのか」と合点がいく点もチラホラ。
また春吉と陽一、父親・息子という男同士の家族の関係にフォーカスするのはプリキュアではとても珍しく、リアルな質感を感じさせてくれました。
 では、各トピックへ……
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野太い「キラやば~~~」
 陽一はUMA研究の第一人者として有名なようで(宇宙人対策に追われる政府高官であるまどか父の書斎に著書が置かれているぐらい)プルンス、フワのみならず、触角を持つララを初見で地球人ではないと見抜き大興奮、さぁ大変。しかし、娘ひかるのお願いを聞き入れ陽一はララたちの正体について口外しないと約束、事なきを得ます。
研究家としては絶好のチャンスであるにもかかわらずすんなりと首を縦に振ったのは、娘ひかるとの強い絆を感じさせるやり取りです。
陽一を演じる大塚明夫さんは野太い声が印象的ですが、娘にも受け継がれた「キラやば~☆」の雄々しさはとてもインパクトがありましたね……。



「私、キラやば~って言ってるお父さんが大好き。だから、行って!追いかけて!」
 決まって七夕の日帰ってくる陽一を、今年も温かく出迎える星奈家。
陽一が帰ってきた祝いとララの誕生会を兼ねたバーベキューの準備で皆大忙しとなるわけですが、ひかるはララ達に父が海外を飛び回るようになった経緯を語ります。
 ひかるの幼少時には、また自宅で生活し大学で教鞭を執っていたらしい陽一。常々UMA研究のため海外に出たいと思っていたようですが、家族を置いてはいけぬと諦めていました。
そんな父親の夢を幼き日のひかるが背中を押します。
大人でも夢を見てもいい、幼き子供でも理解してくれるかもしれない……新しい価値観の提示のようにも感じられます(万人がひかるのように後押しできるわけではありませんが)。
生活を考えるならこうするしかない、とでも言いたげに寂しそうな表情を浮かべていた陽一や輝美とは対照的な屈託のないひかるの笑顔、しみじみ感じ入ってしまいます。
しかし、家族を置き去りにすること選択には違いなく、陽一にとっては父でもある春吉に「何を考えているんだ!!」と大反対に遭います……(次のトピックに続きます)。




「親というのは、いつまで経っても子供が心配なものだ」
 バーベキューに不参加を決め込みとてもとても不機嫌そうな春吉。
陽一との間である種親子の確執めいたものがあることは明らかだったのですが、それは息子の趣味趣向に対する偏見ではなく、父親のいない家庭で生活するひかるや嫁の輝美を不憫に思っている事、そんな環境を強いる息子を育てた自分は間違っていたのではないか?という罪悪感を抱いていたことが明らかになります。
 春吉の年代はまだ家長が家を守るという気風が強かった時代でしょうからひかるのように応援できないというのも頷けるところがありますし、ひかるに見せる厳しさも父親と同じくならないように育てなければとの思いがあるからなのでしょうね。
また「いつまで経っても~」は陽一自身のことを父親として心配しているという本音が窺えます。
こういった本心を引き出すために、親元を離れている&母星では「大人」として扱われている境遇のララと会話させる場面を設けているのはとても上手いですね。
そして、春吉が遼じいと面識があり、「春ちゃん」「遼ちゃん」と呼び合う間柄だったことも驚きです。




離れていても家族
 テンジョウの手でノットレイ化された春吉は戦闘の中で本心を曝け出します。
祖父の思い「家族は一緒にいなければいけないんだ」を知ったキュアスターですが、「離れてたって家族は家族だよ!」と改めて家族の大好きを応援する喜びを主張。
家族観は時代によって移り変わり、その在り方は固定されるものではないとのテーマ性と同時に、幸せの形は自分で決める、そんなひかるの叫びを聞いたような気がしました。
 戦闘終了後、無言ながらも息子の肩を借りて歩く春吉の優しい表情も印象的です。
ひかるが言ったように、この父と息子も"離れていようと家族"であることに違いがない、ということが伝わってきます。
ある程度歳を取った父親と息子は会話が少なくなるものですが(個人的見解です)それでも心のどこかで繋がっている……プリキュアでは珍しい家族関係の描写で個人的にグッとくるものがありました。



 それぞれ自立した個人なので主張がある、譲れないプライドもある。春吉の家族観が変わったわけでなく、けれども見送りはするようになったとの変化がとても絶妙なバランスだったと思います。
前回から仲間入りしたユニは、家族のやり取りを傍観し、合流は戦闘場面のみと追加戦士としては極めて珍しい扱いでしたが、家族を取り戻すことを願う者として星奈家のドラマをどう見たのか?と行間を読みたくなりますし、ひかるがユニの所在を心配していたくだりは次回の歓迎会への伏線でもあるのかな?と想像したくなります。




 次回は、第23話「フワがいっぱい!?フワ☆パニック!」となります。


 

 今回ひかるたちと別行動を取っていたユニの歓迎会が行われるのですが……パニック映画さながらの衝撃事件が起こる模様。事態打開のためユニがひかるたちとどのように連携していけるのかがカギになりそうな予感です。


 次回も乞う、ご期待!

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